Apple II

スティーブ・ジョブズを初めて知ったのは、Apple II を知った時だった。小学校4年の頃、父親に中古PCのNEC PC-8001を与えられた時かな。周りの友達がファミコンで遊んでいる中、PC-8001でBASICゲームを試みると、(1985年当時ファミコンも含めた他のコンピュータに比べて)そのグラフィック表示の貧弱さ(160x100ドット、デジタル8色)故に、他のハイスペックなPCに憧れたものだった。憧れだけで、雑誌に掲載されている様々なPCを見てる中、Apple IIを知った(当時は既に中古での掲載だったと思う)。この舶来品のApple IIスティーブ・ジョブズによりガレージで作られたと書いてあり、当時小学生だった自分は「ガレージでPCを作るってどういう事なんだ?どんな光景なんだ?ガレージでスティーブ・ジョブズ?いったい何なんだ?何だこのリンゴマークは?」と不思議に思ったものだった。その個性的なApple II により、自分のPCに求める想いが、徐々にハイスペックなものから個性的なものに変わっていった。貧弱なグラフィック表示でも、ファミコンを使っている友達より個性があって良いじゃん、と。自分にとってのスティーブ・ジョブズ、彼は個性を求めるきっかけを作ってくれた人だったのかもしれない。

スティーブ・ジョブズ氏のご冥福をお祈りいたします。

http://ja.wikipedia.org/wiki/Apple_II